9 BEST ALBUMS OF 2018
2018年が終わりを迎えようとしています。
今年はおそらく一番音楽に触れた年になったのではないかな。
CD、レコード、ストリーミングなど様々な手段で音楽を聴いたしライブにも計61本行きました。
そんな中で、今年とても気に入って聴いたアルバム9枚を紹介します。(順不同です!)
カネコアヤノ/祝祭
このアルバム、そしてカネコアヤノなくして今年のわたしはありません。
彼女の言葉が持つ力、そしてその類稀なる歌声。年々好きになれるものが減っていく中で、こんなにも好きになれたことが嬉しかった。
今年観たライブのうち、なんと11本はカネコアヤノのライブ!弾き語りもバンドも、それぞれの良さがあって何度観ても恋に落ちます。来年も引き続き、応援していきたいです。
そして最高のアルバム祝祭は、もうとにかく聴いてくれとしか言いようがないです。
このアルバムの良さは別途書いたので良かったら参照してください。
折坂悠太/平成
これも初めて聴いた時の衝撃がすごかった。
これまでの時代がつくってきた音楽を土台としつつ、軽やかな、時にずっしりとしたビートに乗る日本語があまりにしなやかで美しいです。踊るように、燃え上がるように、静かな炎が胸いっぱいに拡がります。
平成という時代に、このアルバムがこの世に生まれてよかった。これからもずっと聴き続けたい大名盤です。
折坂悠太 - 平成 (Official Music Video) - YouTube
きのこ帝国/タイム・ラプス
このアルバムを聴いて秋の訪れを感じました。どの曲も完成度がとても高くて素晴らしいんだけど、金木犀の夜と夢みる頃を過ぎてもが特に好きです。どこか切ない空気がたちこめるこの時期に、もっと聴きこみたい1枚。
純粋に、佐藤千亜紀さんの歌声が美しすぎて惚れ惚れします。
くるり/ソングライン
決して派手なアルバムではないけれど、このアルバムを評価せずして2018年の音楽は語れません。
いずれみんな死ぬけれど、音楽や文化や愛はだれかの心のどこかに生き続けていくという事実は、色々あって生きづらい世の中で確かな生きる希望になることを教えてもらいました。
表題曲の一節、"生きて 死ねば それで終わりじゃないでしょう"がこのアルバムの全てだと思います。
Superorganism/Superorganism
スーパーオーガニズム、今年出会えて良かったアーティストの一つです。
こんな風に音楽って作れるのかという新しい発見がありました。サンプリングの仕方がとにかくカッコいい。アルバムを通してキャッチーで聴き心地の良い、捨てどころのない1枚です。
Superorganism - Everybody Wants To Be Famous (Official Video) - YouTube
cero/POLY LIFE MULTI SOUL
ceroの底力を見せつけられた、最高の1枚です。
複雑に入り組むビートの上で、それぞれがそれぞれのやり方で音楽を楽しまざるを得ない。これはなかなか同じように踊ることしかできない現代の音楽シーンへの、一種の挑戦状のようにも思いました。このアルバムによって、私たちは「同じように」から解放された気がします。そんなアルバムを創り上げてしまったcero、本当にすごい!
cero / 魚の骨 鳥の羽根【OFFICIAL MUSIC VIDEO】 - YouTube
Paul McCartney/Egypt Station
ポールの良いところがたくさんつまった良作です。76歳にしてこのアルバムを創れるポールのバイタリティとユーモア、第一線で活躍し続けたポールにしかつくれない音楽。日本語で「イチバン!」を連呼しているback in Brazilがとても好きだけど、なんでライブでやってくれなかったんだろうな〜。笑
Paul McCartney - 'Come On To Me (Lyric Video)' - YouTube
ザ・クロマニヨンズ /虹雷
クロマニヨンズは毎年アルバムをリリースしてツアーをして、という新人バンドでもなかなかできないことをやり続けている最強バンドなのだけれど、今作はわたしの中に眠っていた情熱が呼び起こされたような、とてとまっすぐなロックンロールで気に入って聴いていました。ヒロトとマーシー、ずっとカッコいいんだけど今が一番カッコいいです。特に気に入っているラスト曲、"GIGS(宇宙で一番スゲエ夜)"。タイトルからして最高でしょう!
星野源/POP VIRUS
源さんが前作から取り組んできた日本人にしかできないイエローミュージックの集大成。前作よりも彼のルーツとなっているソウルミュージックの要素が強く、ちょっとオトナな雰囲気。ポップソングとしても聴きやすい一方、音楽が好きな人が聴いても楽しめる、文句なしの名盤です。いま日本の音楽シーンのトップにいるのは、間違いなく彼だと思います。
特に表題曲と、ラストのHello Songが素晴らしい!さらに今作よりSTUTSが参加していることによって、アルバム全体が締まっている気がします。
そしてcontinuesでチャットモンチー済の福岡晃子さんが参加しているのもとても嬉しいです。(参加曲がこの曲であることに、自分の中でとても大きな意味を感じています。)
星野源 - Pop Virus【MV】/ Gen Hoshino - Pop Virus - YouTube
以上2018年の9枚でした。
素敵な音楽がたくさんあって選ぶの難しかった!
来年もまた、良い音楽を聴けますように。